世界大会1位のパティシエ・ショコラティが語る 「元祖アンコールペッパー」の魅力
僕が初めてアンコールペッパーに出会ったのは、もう十年以上前。
神戸の「Ca Sento」でした。ポツンと皿の端っこにあって、口に入れると、プチッとした食感と共に、ソース以上に味が変化する。それを食べた瞬間に「フォカッチャにしたら食感に違いが出て面白いだろうな」と思い、作りました。
「本物」を知っているとそのものに対する見方が変わり、モノづくりが変わります。
「良いものを知る」ということは僕たちの仕事にとってはとても重要。
それを教えてくれたのが元祖アンコールペッパーの生コショウでした。これからも、僕たちが行けない国の新しい体験が僕たちにもできるように、そして、僕たちからお客さまにもお届けできるように、良い素材を提供していただけたら、という願いを込めてエールを送ります。
パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ
小山 進
1964 年京都生まれ。2003 年兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」を開業。フランスのショコラコンクールでは初出品以来8 年連続最高位を獲得。2019 年には仏のショコラ愛好会「C.C.C.」より、「世界のトップ・オブ・トップショコラティエ100」のうちの一人として表彰を受ける。また、パティシエ/ショコラティエとしての領域に留まらず創作活動を行い、これまでに絵本『The Lost Treasure』(双葉社)『ビートルくんときんいろのバウム』『ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ』(共にフレーベル館)を出版。エスコヤマの世界観を通じて、お菓子づくりだけでなく、モノづくりを多面的に発信している。